海外の医療事情 海外の医療事情

海外の医療事情は、プレステージ・インターナショナルによって、運営されております。
当社では、下記サービスの提供も行っております。
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東南・南アジア

パキスタン都市部のイスラマバード・ラワルピンディー・ラホール・ペシャワールには公・私立の大病院がいくつかあります。公的病院は治療費は安価ですが、常に患者さんで混雑しており、また十分に医療設備が整っていないなどの理由からお勧め出来ません。
簡単な治療・検査や風土病の治療以外は先進国での受診を勧めます。重傷病者は日本や医療先進国(バンコクやシンガポールなど)への緊急移送が必要となり、多額の費用が必要となります。そのため必ず海外旅行傷害保険に加入されることをお勧めします。
病院受診に際しては、殆どの病院で英語が通じます。
支払いは「前払い方式」で、まず受付をして診察料を払い、希望する医師の診断を受けます。検査が必要となると、その都度会計へ行き、支払いをしてから検査を受け、その後医師の診断を受けます。

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インドはホームドクター制では無いため、医療機関の選択は自由です。
公立病院は安価ですが不衛生なところが多く、ほとんどの日本人が私立病院を受診しています。都市部には最新の医療機器を揃えた病院がいくつかあります。高度先進医療を行える病院もありますが、ごく一部と考えた方がよいでしょう。
 なお、インドは大変大きな国ですので、地域により医療事情や多い病気も異なります。日本では聞いたこともないような病気や感染症にかかる可能性のある地域もありますので、ご自分の行かれる地域についての情報を入手するように心がけてください。

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ベトナムの医療水準は日本をはじめとする先進諸国からの援助も多く、急速に改善されつつありますが、近隣アジア諸国と比べても未だ低い状況にあります。
医療施設においても、一部の都市を除き近代的な医療設備はほとんど整備されておらず、さらに患者数に対する慢性的な医療スタッフ不足が、医療サービスの低下に繋がっている状況です。
ハノイ市やホーチミン市などの都市部では外国資本の民間医療施設が存在し、勤務する医師は日本人を含めた外国人や、海外で修練したベトナム人であり、軽症の内科的疾患への対応に関しては大きな問題はほとんどありません。
しかし、救命処置や高度な医療技術を必要とする重症疾患への対応に関しては、近隣のタイやシンガポールへの搬送を考慮しなければなりません。

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フィリピンは都市部と地方で大きな貧富の差があり、医療においても同様の医療格差が存在しています。
都市部の私立病院の医療水準は比較的良好ですが、地方部の医療機関は技術面や設備が低く、日本人が受診する水準とは言えません。
私立病院の多くが救急部(医師・看護師)と病棟(看護師)・検査部(含むX線)を有し、これらの部門の職員は病院に帰属しています。しかし、一般外来はそれぞれの医師が個人開業する形式をとっています。
総合病院は “オープンシステム”という形態をとっています。このオープンシステムとは、医師たちが病院内に診察用のクリニックを独立開業して、病院内の検査施設や入院部屋を共有して使用するシステムです。

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インドネシアの医療水準は未だ高くありませんが、日本人を含め外国人が利用する私立病院は近代的な施設が整っており、安心して受診することができます。但し、心臓疾患などの外科的手術が必要な場合は、日本やシンガポール等に緊急移送することもあります。
医師は一般医(GP=General Practitioner)と専門医(Specialist)がおり、GPは日常的な疾患の診療を行います。医療機関を3箇所まで兼務することができるため、特に専門医を受診する場合は事前に医師のスケジュールを確認することが必要です。ジャカルタやバリには、日本語で受診できる日系クリニックがあり、総合病院の専門医紹介を受けることも可能です。
一般的に勧められるワクチン(A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎・腸チフス・狂犬病など)はインドネシア国内でも接種できますが、在庫が不安定なため、日本出国前に接種されることをお勧めします。小児の定期予防接種は、日本とワクチンが異なるため、予防接種記録をお持ちのうえ、現地の医師にご相談ください。

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マレーシアの医療機関は海外の中でも比較的充実しています。特に大きな私立病院であれば、日本人が受診できる設備が十分に整っています。ほとんどの医師は英語を話すことができ、私立病院では邦人スタッフや日本語で診療が可能な医師が勤務していることもあります。
積極的に日本人患者へのサービスを行っている病院では、日本の大学を卒業した医師を指名することや日本の看護士資格を有する人材や医療に詳しい通訳を置いているので、受付でその旨を訊ねることも可能です。
病院の形式としては、総合病院の中に幾つもの診療科があり、診療科内には幾つもの専門医の営業するクリニックがテナントとして入っている形です。病院内には初診者用の診察室があり、初診を担当した医師によって病院内の専門医を紹介されます。

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シンガポールの病院は、世界的に見ても高水準です。
医師は一般開業医と専門医に分かれています。病気や怪我の場合には、まず一般開業医(G.P./General Practitioer)にかかります。G.Pは日常的な疾患の治療を行います。
現在シンガポールで認可を受けている日系クリニックは、G.P.のクリニックです。
もし、患者がG.P.の治療範囲を越え、より専門的な知識や治療が必要な場合には、G.Pから専門医がいる病院を紹介してもらえるシステムになっています。

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タイの医療水準は、地域及び個々の医療施設によりかなり異なりますが、主要都市の公立病院や代表的な私立病院では概ね良好です。
中でもバンコクの代表的な私立病院の医療水準はかなり高いと言えます。それらの病院では、日本の医学部を卒業した医師、あるいは日本の病院で研修経験のある医師又は看護師などが勤務しています。また日本語通訳(日本人又はタイ人)などを勤務させ、専用窓口を設けるなど、日本人受診者の便宜を図っています。
なお、私立病院では治療費を各々の病院が独自に定めており、日本と比べても安価とは言えませんので、支払い時のトラブルを避けるためにも事前に料金を確認しましょう。

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