医療機関の選択 |
- 原則的に医療機関の選択は自由ですが、英語が通じる医療機関となると必然的に現地富裕層と外国人を対象とした私立病院に限られます。医療水準は決して低くありません。
- 施設や設備などのハード面ではオイルマネーをバックにかなりのレベルに達しているといえます。
- サウジアラビア人向けとしては全国に約1400カ所程度のヘルスセンターという診療所があり、ここで歯科を含む初期治療が受けられます。また、各地域には国立基幹病院がくまなく整備され(約230病院)、必要な場合はヘルスセンターの紹介でこれらの病院や、主要都市にある王立病院、専門治療施設を受診するシステムになっています。ただし、王立病院を除けば、その設備は老朽化したものが多く、建物も簡素なものが多いのが実情です。また、基本的にサウジ人は無料でこれらの施設を利用出来ますが、高度の医療設備、技術を誇る一部の王立病院では外国人が受診するためには政府の許可が必要です。
- 外国人向けとしては、富裕サウジアラビア人および欧米人を対象とした近代的な私立病院が多数あります。また、一部王立・政府系病院は外国人にも開放されていて、これらの病院のなかには、日本の一般市中病院のレベルを遙かに凌ぐ設備を備えている病院も珍しくありません。医療スタッフはそのほとんどが外国人で占められているため、英語での受診が可能です。因みにサウジアラビア国内では日本語で受診できる医療機関はありません。(外務省HPより抜粋)
|